Benno Zöllnerさん
先日、事務所でWEBサイト更新の為パソコンをいじっていたら来客が。
その日の16時に来客があることは知っていたので、まぁそれまでにキリをつけて、座長とお客様にお茶でも出して、あとは稽古に備えてボンヤリしようと思っていたのだけど…
まだ14時45分だよ?
お越しになったのは、ドイツ人のポートレート画家、Benno Zöllnerさんと、いつもお世話になっているUさん(日本人)。
あわわわわ!
ドイツ語も英語もさっぱりわからんのでコミュニケーションがとれない!
いやU さんが通訳してくれるはず!普通の近所のおじさまのようにしか見えないけど外国語ペラペラなんだ!
…と思ったら、やっぱり私と同様、ドイツ語も英語もさっぱり分からなくて、心意気だけでコミュニケーションをとっている様子…。
どうしたら良かろうと思って途方に暮れていたのだけど、突然Uさんが「あんた描いてもらや~(あなた、描いて頂いたらどうですか)」と言い出した。
えっ?えっ?
とアタフタしながら指定の場所に立ち、指定の角度を向き…OK!
となったとたん、ベンノさんは物凄い勢いで壁に貼った紙にクレヨンを叩きつけはじめた!
ひぃぃぃぃと思ったのが顔に出たのだろう、どうやら口が半開きになっていたようで、ベンノさんに「口を閉じろ」と手振りで言われ…
その後はひたすら動かないように、ベンノさんの綺麗なグレーの瞳を見続け…
ほんの3分くらいで絵が完成した。
うわぁぁぁ!
ありがとうございます!
たまたま偶然そこにいただけの私なのに!
宝物にします!
と、日本語でお礼を述べたのだが、多分伝わっている事と思う。
その後、なかなか来ない座長に電話をしてみたり、ベンノさんがパソコンを見たいというのでパソコンを準備したり…
座長夫婦が来たら来たで、16時だと思ってワザワザ時間を潰して来たのに、何で電話をしてくれなかった、と言われ…いやいやちょっと待って…まぁいいや。
座長達の絵を描く段になったとき、どうやらベンノさんに「動画を録って欲しい」と言われている気がしたので、スマホで動画を撮り、それをDVDに焼いている最中にタイムリミットが来たらしく、Uさんと共に去って行かれました…。
嵐のようだった…。
あ、DVDは座長からUさんに後日渡して貰うことにしましたので、無駄にはならなかったです(笑)