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うりさんにyellを

思いつくまま、気の向くまま、頑張り過ぎない程度に…って事で。

東京セブンローズ

井上ひさし作/東京セブンローズ

戦中から戦後の東京が舞台。
同時代の根津が舞台の芝居をやるので、衣裳や小道具、当時の人々の様子等、参考になればと思って。
 
占領下の日本で、日本語の漢字や平仮名を廃止して全てローマ字にする…という計画が!
それを阻止するためアメリカの偉いさんに戦いを挑んだ7人の女性たち。
と、こうゆう話だと思って読んだら違っていた…訳ではないが、とにかく予想とは違った。

セブンローズと深い関わりのある山中信介さんという男性の日記形式で、当時の町の様子や人々の物の考え方がとても生き生きと書かれている。

下記が印象に残ったところ。

日本人は、相手や立場によって一人称が変化する。わたし、わたくし、おれ、僕、自分、等々…場面、場面で一人称を便利に使い分け道具にして場面に溶け込む。場面が軍国主義になれば模範的な軍国主義者に、場面が民主主義になれば理想的な民主主義者に…
というホール少佐のセリフ。

あと、信介さんの妻のセリフ。
「大東亜新秩序、紀元二千六百年、月月火水木金金、一億一心、大政翼賛、八紘一宇、玉砕、どれもこれもぴかぴかの漢字、かういつた御立派な漢字で男たちが天下国家を論じて、それで日本はどんな国になりましたか。少しでも立派な国になりましたか。答は出てます。すつかりだめな国になってしまった」
自分だって大日本婦人会の襷をかけて戦争に加担したじゃないかと責める信介さん。
自分も馬鹿だった、反省していると言った上で更に言い募る。
「政府や陸軍や海軍に一人でも女がいましたか。帝国議会に一人だって婦人代議士がいましたか。女は一度だって漢字を振り回して天下国家を論じたことはなかつたんぢゃないですか。ええ、漢字を振り回すことそのこと自体、禁止されていた」

今稽古してる芝居にも普通の人たちのそれぞれの戦争責任を問いかける場面がある。
難しい。

けど、観てくださる方にちゃんと伝わるよう頑張ります!

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