日本の面影
山田太一さんの戯曲集、読了。
「河の向こうで人が呼ぶ」
男4、女3の芝居。死を身近に感じてしまった男と家族の話。そんな事は…ないと思うけど、あって欲しいと思うラストでした。
「サンフランシスコ案内」
女ひとりの芝居。人形も出ますけど。
「日本の面影」
おもしろい!
男7、女3
ほぼ方言だけども、それが物語の透明感や潔さを感じさせるのかなと。
今現在の私の印象に残ったのは、ハーンのセリフではなく西田先生のセリフでした。
西田「おのれが、はかないもん、どこから来て、どこへ行くかも分からぬ、淋しいもん、弱いもんであることを忘れて、淋しいもん、弱いもん、はかないもんを、他人事のように、軽蔑しちょうます」